グループホーム(認知症対応型共同生活介護)とは

 家庭での生活が困難となった認知症の方が、住み慣れた地域で、専門の知識を持った職員の介護を受けながら少人数で安定した生活を営むことができるところです。

 ゆったりと落ち着いた環境の中で、職員と一緒に食事の支度や掃除、洗濯、好きなことなど普通の生活を送ることにより認知症の症状の暖和に効果があります。

 また、外出や地域との交流を通じ活気ある楽しい時間を過ごしていただけます。

認知症とは

脳や身体の疾患を原因として、記憶、判断力などの障害が起こり、日常生活に支障を生じた状態のことをいいます。

中核症状

  1. 記憶障害 さっきのことを忘れてしまう/同じことを繰り返す
  2. 見当識障害 今がいつなのか、ここがどこなのか分からない
  3. 判断力の低下 [例]寒くても薄着のまま外へ出る真夏でもセーターを着ている
周辺症状
人によって差があり、怒りっぽくなったり、不安になったり、異常な行動が見られたりすることがあります。環境・対応によっては症状が軽減されることがあります。グループホームはここへのアプローチを主に行います。
|妄想|
しまい忘れたり、置き忘れたりした財布や通帳を誰かが盗んだ、自分に嫌がらせをするために隠したという「物取られ妄想」の形をとることが多い。このような妄想は、最も身近な家族が対象になることが多い。この他に、被害妄想や嫉妬妄想などということもあります。
|幻覚|
認知症では、幻聴よりも幻視が多い。「ほら、そこに子ども達が来ているじゃない」「今、男の人たちが何人か入ってきたのよ」などといったことがしばしば見られることもあります。
|依存|
不安や焦燥のために、逆に依存的な傾向が強まることがあります。いっときでも一人になると落ち着かなくなり、常に家族の後ろをついて回るといった行動が現れることがあります。
|徘徊|
認知症の初期には、新たに通い始めた所への道順が覚えられない程度ですが、認知症の進行に伴い、自分の家への道など熟知しているはずの場所で迷い、行方不明になったりします。重症になると、全く無目的であったり、常道的な歩行としか思えない徘徊が多くなります。
|攻撃的行動|
特に、行動を注意・抑止する時や、着衣や入浴の介助の際におきやすい。型にはめようとすることで不満が爆発するということが少なくない。また、幻覚や妄想から二次的に生じる場合もあります。
|睡眠障害|
認知症の進行と共に、夜間の不眠、日中のうたた寝が増加する傾向にあります。
|介護への抵抗|
理由は分かりませんが、認知症の高齢者の多くは入浴を嫌がるようになります。「明日入る」「風邪をひいている」などと口実をつけ、介護に抵抗したり、衣服の着脱が苦手であること、浴室の床で転ぶかもしれないことなど、運動機能や条件反射が鈍くなっているための不安、水への潜在的な恐怖感などから生じると考えられます。
|異食・過食|
食事をしても、「おなかがすいた」と訴える過食がみられたり、食べられないものを口に入れる、異食が見られることがあります。
|抑うつ状態|
意欲の低下(何もしたくなくなる)や、思考の障害(思考が遅くなる)といった、うつ病と似た症状が現れることがあります。うつ病では、「気分や感情の障害(悲しさや、さびしさ、自責感といったもの)を訴えることがあるが、認知症では訴えることは少ないです。

 

※上記の症状がみられ、介護者等周囲の人の生活にも影響があります。しかし、一番混乱しているのはご本人であり、ご本人がその症状と闘っていることを私たちは理解しなければなりません。

運営理念

~受容・尊敬・共生~

運営方針
受容・尊敬・共生を合言葉に

◆先入観、差別、偏見をせず、個性を尊重し、人間として敬われ、生きる希望と喜びがもてるよう、権利と人権を守ります。

◆個人の自己決定の元に、残存機能を高め維持し、希望を持ち続けられるよう介護計画を作成するとともに適切なサービスの提供に努めます。

◆失われようとしている郷土の生活文化を大切にし、利用者の皆さまと共に郷土の行事、行事食などを取り入れ、子ども達と共に継承していきます。

ありがとうの家の特色

 緑豊かな広い敷地では菜園作りや散歩など四季折々自然に触れることができます。法人関連施設(高齢者施設・こども園・保育園)との交流や、納涼祭・芋煮会等地域の方々や子どもたちとの交流の機会を設けています。

 特に地元青年会には防災面で大きな協力をいただいています。

 地域に伝わる伝統行事や郷土料理などを生活の中に取り入れ、地元産、旬の食材、手作りにこだわり"食"の充実を図っています。

 ご利用者、ご家族、職員が「ありがとうの家のひとつ屋根の下」という認識で、温かな笑顔に満ちた支援をさせていただきます。